公開:2016年05月20日 伊藤 みさ/更新:2018.02.07
ツバメの鳴き声で感じる初夏、その声と「幸運の象徴」のワケ
春から夏にかけて日本にやってきて繁殖・子育てを行うツバメ。今年もかわいい鳴き声を響かせる季節がやってきました。
緑の豊かな地域では、気温が上がり安定的に暖かくなってくると「チュンッ」「チュチュチュ…」などいろんな小鳥たちのかわいい声が朝から響きます。
中でもツバメは「チュチュビチュチュビ ジクジクビー」…と、鳴き声の最後が濁るところが特徴的。
この鳴き方(さえずり)は主に繁殖期に出すもので、オスがメスにアピールしたりテリトリー(縄張り)の宣言をするものだと言われています。
ツバメのかわいいさえずりと、日本人とツバメのかかわり
以下の動画は、元気にさえずるツバメの様子。
ツバメは家の軒下や駅・町の商店・学校など、人間が暮らす場所の近くに巣を作るため、ヒナを生み育てながら巣立っていくまでを観察できる小鳥。
ツバメにとっての天敵・ヘビやカラスは人間が追い払ってくれ、ツバメは稲につく害虫(カメムシなど)を食べてくれる事から、昔から日本人とツバメには利害関係が一致しており大切にする風習がありました。
家にツバメが巣をつくると、子宝に恵まれる・繁盛する・金運が上がる…など “縁起が良い”と言われるのも、そんな良い関係があるからなのかもしれません。
また、天気のことわざでは「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」と聞きますが、実際にその確率は高いよう。その理由は秋田地方気象台によると、
「天気が悪くなる前には湿度が高くなり、その水分のせいでツバメのエサとなる虫の羽が重くなる。そのためツバメも低く飛ぶ」とのこと。
幸運の象徴とされるツバメの巣も、最近ではフンの問題から人間が撤去してしまうことが多く、ツバメの飛来数が全体的に少なくなってきているよう。日本野鳥の会ではツバメが減少する現状を把握すべく調査を行っており、協力を募っています。
また、ツバメのヒナが巣から落ちていても人間が育てることは難しいため、巣に戻してやったり「そっと見守って」と呼びかけられています。
- 当サイトの掲載内容は、公開時点または取材時点の情報です。最新記事・過去記事に限らず公開日以降に内容が変更されている場合がありますので、ご利用前に公式の最新情報を必ずご確認下さい。
- 記事の内容については注意を払っておりますが、万一トラブルや損害が生じても責任は負いかねます。ご自身の判断のもとご利用ください。
- 当サイトはアフィリエイトプログラムを使用しています。
あわせて読みたい
- 子供に効果テキメン?!JRが「うんこドリル」とコラボ、電車マナーの冊子が誕生
- 静岡に日本初「キン肉マンミュージアム」原画や等身大フィギュア展示など常設施設がオープン
- 最近よく聞く「ハイブリッドスイーツ」とは?続々登場する進化系スイーツたち!
- ヒゲダン2曲、JR米子駅発車メロディ・新型特急やくも車内メロディに採用 2024年4月から
- 九州新幹線が乗り放題の1日「つばめ」20周年!各駅渡り歩いて贅沢ハシゴ酒
- 2024お正月スペシャル『芸能人格付けチェック』は1月7日に放送決定、GACKTに危機が?!
前の記事 / 次の記事
アイのUSBメモリー、松崎しげるの「黒GB」アイオデータとのコラボで
DAIGOのプロポーズ曲「KSK」がMステで初披露!曲配信・CD化も
関連タグ