グリーンチップバナナって？若いバナナがレジスタントスターチ豊富！ | 時遊zine

グリーンチップバナナって？若いバナナがレジスタントスターチ豊富！

バナナやパイナップルの販売で知られる「DOLE（ドール）」。そのドールのバナナに、最近「レジスタントスターチ」についての表記が盛んに行われていることをご存じだろうか。

レジスタントスターチとは、バナナに含まれる、分解・吸収されにくい難消化性デンプンのこと。

バナナには、短鎖脂肪酸を供給し善玉菌を増殖すると言われる「レジスタントスターチ」が含まれているため、食物繊維を摂ったときと同じように腸内環境を整える効果が期待されるそう。

ドールによると、フルイエロー（完全な黄色・熟している状態）のバナナに比べると、両端に緑色が残っている「グリーンチップバナナ」のほうが多く含まれており、

その量、約1.25倍（2022年7月時点 ドール調べ）。

これを大きく打ち出し、ドールでは「Dole バナ活1日2本！」特設サイトを公開しキャンペーンを実施。さらに、東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線渋谷駅に直結するビルの地下に設置する「バナナ自動販売機」でも、グリーンチップバナナを販売。

ちなみにDoleは通販でグリーンチップバナナのおまとめ販売もしていたんですね。
黄色いバナナの方が美味しいと思いわざわざ追熟を待っていたのですが、これは衝撃の事実！

バナナは青い状態で収穫、追熟しながら販売へ

日本で食べられるバナナの多くは海外から輸入されますが、収穫時はまだ青い「オールグリーン」の状態。

画像はイメージです

このときのバナナはまだ固く、甘みもない状態。ドールでは適切な温度を保ちながら日本に輸入し、バナナの熟成庫にて温度・湿度・二酸化炭素濃度をコントロールしながら美味しいバナナに仕上げていくのだそうです。

Doleによるバナナカラーチャート

お店で販売されている間にも少しずつ熟成は進んでいき、十分な甘みを含んだ完熟の状態になると、バナナの皮にはシュガースポットと呼ばれる黒い斑点がついてきます。

グリーンチップバナナとフルイエローのバナナを食べ比べしてみましたが、グリーンチップバナナは、身が少し固めで、爽やかな酸味もあり。しっかり甘いものが好き！という方には少し物足りないかもしれませんが、後味もスッキリしていて個人的にはこちらも好きでした。

「フルイエロー」や、シュガースポットがついた「スター」は、甘みが増して身も柔らかく、グリーンチップの時よりも口に含んだ時の香りも強く感じました。

シュガースポットが出た甘いバナナにも、気になる成分が

Doleのサイトによると、熟成したバナナは糖分が増えて甘く美味しくなるだけでなく、抗酸化作用のあるポリフェノールをより多く含んでおり、熟せば熟すほどその含有量は高くなる。

さらに、免疫力を高める効果や、胃潰瘍を抑制する効果も期待できるなど、グリーンチップバナナとはまた違う魅力的な成分が増えるのですね！

ただしシュガースポットが出たバナナは、日が経つにつれて身の部分も色が変わって傷んでくるので注意。

たべきれない場合は適当な大きさに切ってラップやフリーザーバッグにいれて冷凍しておけば、ある程度美味しさをキープしながら保存できるので、スムージーなどに使えておすすめです！（⇒おすすめスムージーレシピ）

つまり、バナナは「グリーンチップ」以降ならいつでも食べ頃ってことでしょうか♪