七夕におり姫・ひこ星を見つけよう!時間・方角ポイントおさえて簡単に
7月7日、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が1年に1度だけ天の川を渡って会うことができる…というなんともロマンチックなむかし話が今にも伝わる「七夕(たなばた)」。
とはいえ、新暦の「7月7日」は全国的には梅雨の時期で、台風も発生する頃。なかなか思う通りに見られる年はありませんが、もしも晴れたなら、せっかくなので夜空を見上げており姫星とひこ星を探してみましょう。
天体専門サイトAstroartsでは、おり姫星(ベガ)・ひこ星(アルタイル)を見つけるための簡単なポイントが紹介されています。
おりひめ・ひこぼしは21時過ぎ、東の空を見て
2016年7月7日の夜におりひめ・ひこぼしを見つけるポイントは以下。
7月7日前後の午後9時過ぎ、東の空を見上げると、2、3個の星を見つけることができます。
とくに明るい2つの星が「おり姫星(織り姫星、織女星)」と「ひこ星(彦星、牽牛星)」です。北寄りにあり、先に昇ってきて高いところに見える明るい方の星がおり姫星です。
astroarts.co.jp
まさに今、七夕の星が空に見えています。ほぼ頭上の青白い星が織姫ベガ、そこから南東方向にこぶし幅3つ分のところに彦星アルタイル。繁華街でなければ肉眼ですぐ見つかります。七夕特集→ https://t.co/dch14gyVgB pic.twitter.com/wsGyNGnLcm
— アストロアーツ (@AstroArts) 2016年7月6日
おりひめ星(ベガ)・ひこ星(アルタイル)の間にかすかに光る星たちが天の川です。きれいな星空が見られたら、なんだか願い事が叶いそうな気持ちになりますね!
ちなみに、おりひめ星・ひこ星のほかにもう一つ明るく光る星が「デネブ」といい、この3つを結んでできるのが教科書でも習った「夏の大三角」。夏の星空を象徴とするものとして知られています。
七夕伝説を簡単に振り返り
こどもの頃におとなたちから教えてもらったお話は、成長するにつれてだんだんと忘れて要点だけが残りがち。
七夕も「おりひめとひこぼしが会える日」というくらいしか覚えていなかった筆者ですが、七夕伝説とはどんなストーリーだったか?簡単に振り返ってみましょう。
夜空にきらめく天の川のほとりで、天の神様の娘「おりひめ」が世にも美しいはたを織っていました。
神はそんな娘を自慢に想いつつ、髪も服もかまわず一生懸命に はた織りをする年頃の娘を不憫に思い、婿探しを始めました。
そんな矢先、牛の世話や畑仕事に精を出す働き者の青年「ひこぼし」に出会い、神は娘と青年を引き合わせました。
おりひめとひこぼしは互いに一目で惹かれあい良い夫婦になりましたが、それ以降仕事もろくにせず二人で遊んでばかり。
すると二人は心を入れ替え、7月7日の夜に会えることを楽しみに仕事を一生懸命するように。そして約束の日、おりひめとひこぼしは天の川を渡り、年に一度のデートを楽しむのでした。 参考:京都 地主神社
やがて神たちの衣はボロボロになり、牛はやせ細り、田畑は荒れてしまいました。
注意も聞く耳を持たず遊び続けた二人に神は怒り、おりひめを天の川の西へ、ひこ星を東へと引き離した。
するとおりひめは毎日泣いてばかり、ひこぼしはふさぎ込み、状況はますます悪化。困った神は、まじめに働くことを条件に、1年に1度だけ二人が会うことを許します。
そんなストーリーも思い出したところで、のんびりと夜空を見上げて天体観測を楽しんでみては。
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