SMAPが3年間ずっと、被災地を忘れず応援し続けるスゴさと想いの深さ
SMAPの看板番組である、SMAP×SMAP。この番組のエンディングでSMAPが欠かさずやってきたこと、それは被災地への義援金のお願い。
東日本大震災が起こって、丸3年。これまでに多くの著名人たちが義援金の呼びかけをしてきたけれど、それをこの丸3年の間 忘れることなく、休まずにずっとやり続けているのが、SMAPです。
スマスマのエンディングに行っている東日本大震災の被災地への義援金の呼びかけは、同じ映像を使いまわさず、SMAPが5人揃う時に毎回撮り直ししているという。
それだけ、「忘れてはいけない」という思いと、継続的な支援が必要だとSMAPメンバー全員が思い続けているからだと思います。もちろん、彼らは呼びかけているだけでなく、SMAP 5人合計で4億円の寄付を実際に行っている。
「復興の為にはまだまだ皆さんからの支援が必要です。引き続き支援金の受付を行っております。よろしくお願いします」
SMAPの5人が一列に並び、一礼して毎回番組のエンディングで呼びかける。簡単に出来そうで出来る事ではない。特に中居くんの礼は深く、想いの強さを感じます。
自分や家族・身内がその環境に居続けているならまだしも、離れた場所にいて「常に忘れないように」することを継続するというのは本当に難しい。
忘れていくことの怖さ、呼びかけて行くことの大切さ。本当の意味を知っているSMAP
この彼らのエンディングを見るたびに思うことがある。それは、広島と長崎への原爆投下だ。
戦争であれだけの壊滅的なダメージを受け、もう2度と繰り返してはいけないと誰もが分かっているハズなのに、毎年8月6日や15日になり、慰霊式典や戦争関連のドラマが放送されると、
悲しいことに「原爆ビジネス」などと言って「いつまで言ってんの?」「いつの話だよ」などとネット上で言っている人が毎年存在する。
筆者は広島出身で、実際に祖父は戦争で戦っていたし、祖母も焼け野原となった広島の町で被害を受けた多くの被爆者や死者を目の当たりにしている。
だから、戦争の怖さを忘れてはならないということは、子供のころから平和教育を受け、すごく重たく受け止めてきた。
でも、他県に住む人にとっては「昔の事」でしかない場合が多い。実際、関東の若者にインタビューすると、8月6日が何の日かすら知らないという子もいる。
だからこそ、「忘れないでいる人」が必要で、「伝え続ける事」が本当に重要なことなのだと知っている。だからこそ、SMAPが1度も欠かさずに毎回エンディングで真剣に東日本大震災について呼びかけている姿を見て、本当にスゴイと思うのです。
どんなに悲惨で辛く悲しい事が起きても、離れている人にとっては時間の経過と共に記憶から薄れて消えていくもの。自分の生活だけで大変な人もいるのだから、それが普通で責められるようなことでもないと思います。
情けない話、広島という土地でそういう事を学んできた私達ですら、慌ただしく過ぎていく毎日の中で、東日本大震災のことを忘れている時があります。
だからこそ、声には耳を傾けたい。たとえ何も出来なくても、「忘れないでいよう」という意識を持つキッカケになればいい。そして力になれる環境が出来た時、自分にできることをやっていけたら、と思うのです。
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