お彼岸に供える(食べる)のは、ぼたもち?おはぎ?
もうすぐお彼岸!お彼岸といえば個人的には “彼岸花が咲く秋” というイメージがありますが、実際は「春彼岸」と「秋彼岸」があります。
春と秋にお彼岸があり、それぞれ以下の日程をお彼岸と呼んでいます。
- 春彼岸
春分の日(3月21日頃)を “中日(なかび)” とし前後の3日間を含む全7日間 - 秋彼岸
秋分の日(9月23日頃)を “中日(なかび)” とし前後の3日間を含む全7日間
例)秋分の日が9月23日の場合、秋彼岸は9月20日~26日まで。
この期間に彼岸供養などが行われる事もあります(各家でのしきたりや信仰により異なる場合も)。
お彼岸には、仏壇を美しく整えてお花やお供え物をし、先祖を供養する。厳密には、最初の3日間は父方・後の3日間は母方の供養、そして中日は子供の供養をする日なのだそうです。
元々はそんなお盆のような意味を持つお彼岸でしたが、最近では “お墓参りをして、仏壇におはぎなどのお供え物をする”というイメージが強くなってきました。
お彼岸のお供え物には、おはぎ・ぼたもち がありますが、お供えするのはおはぎ・ぼたもちのどちらでもいいのでしょうか?
おはぎ・ぼたもちの違いとは?彼岸にはどちらを食べる?
おはぎ・ぼたもちとは、どちらも餅米とうるち米を混ぜて炊いてつぶし、まるめたものを餡子で包んだもの。その違いは形とあんこの形状にあります。
春彼岸には、春に咲く牡丹にちなんで丸く少し平らにした「ぼたもち(牡丹餅)」をお供えし、秋彼岸は秋に咲く萩にちなんで細長く俵型にした「おはぎ(御萩)」をお供えする。
また、小豆は秋に収穫されるため、皮がやわらかい状態で食べられる秋には、つぶあん(=おはぎ)で。春は、皮が固くなるためそれを取り除いて作られるこしあん(=ぼたもち)が使われるのだそうです。
保存技術や作り手の技術が発達した現代では、どの季節でもつぶあん・こしあんが美味しく食べられるため、季節で供え分けるという事を知らない人も多い。ですが、その理由を紐解いていくと「なるほど」と頷ける理由が、たくさんあるものですね。
via.彼岸/暮らし歳時記、彼岸前に知っておきたい お墓参りの作法
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