公開:2015年09月19日 伊藤 みさ/更新:2015.09.19

お彼岸に供える(食べる)のは、ぼたもち?おはぎ?

もうすぐお彼岸!お彼岸といえば個人的には “彼岸花が咲く秋” というイメージがありますが、実際は「春彼岸」と「秋彼岸」があります。

お彼岸に供える(食べる)のは、ぼたもち?おはぎ?

春と秋にお彼岸があり、それぞれ以下の日程をお彼岸と呼んでいます。

  • 春彼岸
    春分の日(3月21日頃)を “中日(なかび)” とし前後の3日間を含む全7日間
  • 秋彼岸
    秋分の日(9月23日頃)を “中日(なかび)” とし前後の3日間を含む全7日間

例)秋分の日が9月23日の場合、秋彼岸は9月20日~26日まで。
この期間に彼岸供養などが行われる事もあります(各家でのしきたりや信仰により異なる場合も)。

お彼岸には、仏壇を美しく整えてお花やお供え物をし、先祖を供養する。厳密には、最初の3日間は父方・後の3日間は母方の供養、そして中日は子供の供養をする日なのだそうです。

元々はそんなお盆のような意味を持つお彼岸でしたが、最近では “お墓参りをして、仏壇におはぎなどのお供え物をする”というイメージが強くなってきました。

お彼岸のお供え物には、おはぎ・ぼたもち がありますが、お供えするのはおはぎ・ぼたもちのどちらでもいいのでしょうか?

おはぎ・ぼたもちの違いとは?彼岸にはどちらを食べる?

おはぎ・ぼたもちとは、どちらも餅米とうるち米を混ぜて炊いてつぶし、まるめたものを餡子で包んだもの。その違いは形とあんこの形状にあります。

これは、ぼたもち?おはぎ?

春彼岸には、春に咲く牡丹にちなんで丸く少し平らにした「ぼたもち(牡丹餅)」をお供えし、秋彼岸は秋に咲く萩にちなんで細長く俵型にした「おはぎ(御萩)」をお供えする。

また、小豆は秋に収穫されるため、皮がやわらかい状態で食べられる秋には、つぶあん(=おはぎ)で。春は、皮が固くなるためそれを取り除いて作られるこしあん(=ぼたもち)が使われるのだそうです。

保存技術や作り手の技術が発達した現代では、どの季節でもつぶあん・こしあんが美味しく食べられるため、季節で供え分けるという事を知らない人も多い。ですが、その理由を紐解いていくと「なるほど」と頷ける理由が、たくさんあるものですね。

via.彼岸/暮らし歳時記彼岸前に知っておきたい お墓参りの作法

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