太宰府天満宮、6000本の梅の名所と共に春迎える
大宰府天満宮(福岡県)は学問の神様へのお参りの他、梅の名所としても知られる神社。
宮内には約200種・約6000本もの白梅・紅梅が植えられていて、例年1月下旬頃~3月上旬まで楽しめます。
その中でも一番早くに花を咲かせるというのが、御神木「飛梅(とびうめ)」。
生涯を通じて梅を愛でた菅原道真公を追って都から飛来した…という伝説もある梅が毎年美しい花を咲かせています。
春の訪れ知らせる大宰府天満宮の梅たち
梅の花がほころびはじめる太宰府天満宮境内の様子は動画でもどうぞ。
大宰府天満宮の数ある梅の中でも、不思議な伝説を持つのが「飛梅(とびうめ)」。
大宰府天満宮は菅原道真公の御墓所の上に社殿を造営し、その御霊を祀る神社。
菅原道真は幼少期より学問の才を発揮、さらに努力を重ねることで学者・政治家・文人として活躍したとして知られる人物。しかし無実ながら政略によって都(京都)からこの大宰府に流され、ここで生涯を終えたという歴史があります。
そんな菅原道真が詠んだ句には度々「梅」が登場しています。晩年に大宰府に流される際には、
東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
(春風が吹いたら、香りをその風に託して大宰府まで送り届けてくれ、梅の花よ。主人である私がいないからといって、春を忘れてはならないぞ。)
と自宅の梅に別れを惜しむ句を詠んだと言われています。
この梅が主人のあとを慕い、一夜のうちに飛来した、という「飛梅」。細い幹ながらも無数の枝を伸ばして白い花を咲かせる姿はとても美しく、この周りは記念写真のスポットとしてもにぎわっていました。
掲載中の動画・画像は2018年2月末に撮影したもの。例年は1月下旬頃からほころび始めるという飛梅ですが、寒波の影響もあってか開花は境内全体が比較的遅れているよう。
2018年は3月頃から見ごろを迎えそうです。
また、3月は境内にて2日~4日まで福岡県内の酒蔵が集結する「春の銘酒展」、16日~19日まで「全国梅酒まつり」も開催予定。ほろ酔い気分で美しい梅を楽しむこともできそうです。
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本殿に入る前にある「楼門」
名称 | 太宰府天満宮 |
---|---|
住所 | 福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号 |
駐車場 | 近隣にあり(有料) |
備考 | 福岡県のグルメ・街ネタまとめはこちら |
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