公開:2023年12月11日 伊藤 みさ/更新:2023.12.30
破魔弓(はまゆみ)とは?男の子の初正月の縁起物、飾る時期やその意味
赤ちゃんが生まれて初めて迎えるお正月、「初正月」。
初正月を迎える際に、男の子には破魔弓(はまゆみ) 女の子には羽子板(はごいた)を無病息災や魔除けの縁起物として贈り祝う風習があります。
昔は今のように栄養状態は良くなく医療技術も進んでいなかったため、赤ちゃんが生まれてから1歳を迎えることも大変な時代。
無事に初正月を迎えられることや、健やかな成長を願い盛大に祝ったことが今に伝わっているようです。
破魔弓は「節句飾り」?「年中飾り」とする家も
男の子の初正月に贈られる破魔弓は、武器の弓矢をモチーフとして飾り物にしたもの。
弓と矢がセットになり、こだわりの素材や装飾がなされてガラスケースに入ったものが多い。
弓矢は刀剣とともに優れた武器で、古くから “邪悪なものを退治する力を持つ” と言われ宮中の儀式や神事などでも使用されてきました。
魔を破る弓、そんな意味と願いを込め初正月を迎える男児の居る家に飾られます。(参考:人形の吉徳ホームページ)
また、初詣などで神社でよく取り扱われている「破魔矢(はまや)」も同じような意味が込められています。こちらは性別や年齢に関係ない縁起物としてなじみ深いですね。
お正月に神社から頂いて帰る破魔矢のイメージもあり、「破魔弓」もお正月飾りとするところも多いよう。
お正月飾りとする場合は、“バタバタと大晦日に飾るのは年神様に対し誠意に欠ける” と言われる「一夜飾り」を避け
12月の中旬、大安の日を選んで飾ると良いと言われています。
また、魔除けとして「年中飾り」とする家もあるよう。それぞれの家や地域などで考え方は様々なので、家族で話しておくとよさそうです。
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