公開:2024年06月13日 伊藤 みさ/更新:2024.06.13
ドクターイエロー引退を発表、JR東海「T4」は2025年、JR西日本「T5」は2027以降目途
JR東海(東海旅客鉄道)とJR西日本(西日本旅客鉄道)は2024年6月13日、同日付にて “新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」” の引退を発表しました。
ドクターイエローは鉄道ファンからはもちろんのこと、鉄道事情に詳しくなくとも 車両全体に鮮やかに施された黄色カラーボディの車両はみんなの目に珍しく映り、思わず写真を撮りたくなる存在でした。
かく言う筆者もドクターイエローを目の当たりにした時はなんだか心が躍ってしまった一人。
こどもからの人気も高く、ドクターイエローが駅のホームに停まっていた時は一緒に記念撮影をしたり、グッズを買っている姿を見かけました。
毎日走っているわけではなく、お客を乗せる車両でもないため走る日や時間は非公開。見られたらラッキーというその存在に “幸せの黄色い新幹線”と呼ばれたり
走行しながら各種設備の異常の有無をチェックする特徴から“新幹線のお医者さん” とも呼ばれるドクターイエロー。それが引退・・・ファンにとっては激震が走る発表なのでは・・。
ドクターイエロー、誕生から60年の歴史に幕
ドクターイエローの本名は「新幹線電気軌道総合試験車」。自身も高速走行を行いながら計測業務を行う車両で、初代(T1編成)は1964年、東海道新幹線開業時にデビュー。
その後T2、T3と登場し現在は、JR東海が所有するT4編成(2001年9月~) / JR西日本が所有するT5編成(2005年~) が現在活躍中。T4編成・T5編成は交互に約10日に1度の頻度で検測を行ってきました。
今後、T4編成については老朽化のため2025年1月をもって検測走行を終了し引退へ。
ドクターイエローT4編成
T5編成を用いた検測走行は当面継続するが、2027年以降を目途にこちらも終了する予定。(詳細未定)
ドクターイエロー T5編成
その後の設備検測については、JR東海が保有する営業用車両(N700S)に搭載された検測機器で検測を行う方向で検討されています。
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