ツバメの鳴き声で感じる初夏、その声と「幸運の象徴」のワケ
春から夏にかけて日本にやってきて繁殖・子育てを行うツバメ。今年もかわいい鳴き声を響かせる季節がやってきました。
緑の豊かな地域では、気温が上がり安定的に暖かくなってくると「チュンッ」「チュチュチュ…」などいろんな小鳥たちのかわいい声が朝から響きます。
中でもツバメは「チュチュビチュチュビ ジクジクビー」…と、鳴き声の最後が濁るところが特徴的。
この鳴き方(さえずり)は主に繁殖期に出すもので、オスがメスにアピールしたりテリトリー(縄張り)の宣言をするものだと言われています。
ツバメのかわいいさえずりと、日本人とツバメのかかわり
以下の動画は、元気にさえずるツバメの様子。
ツバメは家の軒下や駅・町の商店・学校など、人間が暮らす場所の近くに巣を作るため、ヒナを生み育てながら巣立っていくまでを観察できる小鳥。
ツバメにとっての天敵・ヘビやカラスは人間が追い払ってくれ、ツバメは稲につく害虫(カメムシなど)を食べてくれる事から、昔から日本人とツバメには利害関係が一致しており大切にする風習がありました。
家にツバメが巣をつくると、子宝に恵まれる・繁盛する・金運が上がる…など “縁起が良い”と言われるのも、そんな良い関係があるからなのかもしれません。
また、天気のことわざでは「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」と聞きますが、実際にその確率は高いよう。その理由は秋田地方気象台によると、
「天気が悪くなる前には湿度が高くなり、その水分のせいでツバメのエサとなる虫の羽が重くなる。そのためツバメも低く飛ぶ」とのこと。
幸運の象徴とされるツバメの巣も、最近ではフンの問題から人間が撤去してしまうことが多く、ツバメの飛来数が全体的に少なくなってきているよう。日本野鳥の会ではツバメが減少する現状を把握すべく調査を行っており、協力を募っています。
また、ツバメのヒナが巣から落ちていても人間が育てることは難しいため、巣に戻してやったり「そっと見守って」と呼びかけられています。
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