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400年越し、よみがえる国宝!名古屋城本丸御殿が全貌公開

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2018年06月08日 20:05 記事/うめっち

「金のしゃちほこ」で知られる名古屋城(愛知県)。金シャチと緑の屋根の「天守閣」のたもとに、2018年6月8日、木造建築で「本丸御殿」が完成公開されました。

400年越・奇跡の復元!名古屋城本丸御殿が全貌公開
名古屋城 本丸御殿内部、上洛殿・上段之間

名古屋城 金のしゃちほこ

名古屋城本丸御殿(ほんまるごてん)は、尾張藩主の住居/藩の政務を扱う場として建てられたもの。贅と美と技を結集して造られた建造物でしたが、空襲により、全て焼失。

名古屋城本丸御殿、天守閣
写真左:本丸御殿 / 写真右:天守閣

名古屋文化の原点ともいえる「名古屋城本丸御殿」を後世に受け継ぐため、築城当時と同じ素材・技法を用い、総工費150億(うち寄付50億)・復元計画10年をかけて平成の世に蘇りました。

2018年6月現在、天守閣は閉館中(耐震性への対応のため)。それでも本丸御殿の中は一見の価値あり!歩みを進めていく度に艶やかになっていく様子・見どころを写真と動画でご紹介します。

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400年前の姿に復元!動画でみる名古屋城本丸御殿

以下の動画は、公開された本丸御殿の中の様子(ダイジェスト)。



以下の動画は、名古屋城本丸御殿の中を歩いた様子(通り抜け)。



これが400年前に実在していた建物だなんて、ちょっと信じられない…!それほど、見事で豪華な建物です。

歴史や建築に詳しくなくても「天井」で分かる格式の高さ

名古屋城本丸御殿は、日本を代表する「書院造」の建造物。表書院・上洛殿などの部屋がありますが、それぞれに使用目的があるのが特徴的。

名古屋城本丸御殿 入口
本丸御殿への入口

  • 玄関(玄関):客がまず通され、対面を待つ場所
  • 表書院(おもてしょいん):藩主と客との正式な謁見に用いられる場所
  • 上洛殿(じょうらくでん):本丸御殿で最も格式の高い部屋で、三大将軍・家光の上洛に合わせて新築された

※上洛…政治の中心となっていた京都へと赴くこと

客がまず通される「玄関」から、奥の部屋へと進むたびにどんどん天井の造り・装飾がグレードアップしていきます。

名古屋城本丸御殿 竿縁天井
細い横木を等間隔に渡し、その上に天井板をのせてつくる「竿縁天井」

名古屋城本丸御殿 格天井
升目に縁を組み、中に板を張ってパネルのように組み合わせる「格天井」

このほか、黒い漆を塗ったり

名古屋城本丸御殿 天井の違い

飾金具が付いたり、さらにもう一段高く折上げたり…と格式が上がるにつれて天井も高く、色使いなども豪華になっていきます。

名古屋城本丸御殿 天井の違い2

床も一段高くなったりと、将軍や藩主が使用する部屋は足元も天井も高くなっているのが特徴です。

ちなみに、最も格式の高い「上洛殿」の横には、将軍専用サウナ「湯殿書院」も。湯船はなく、外で沸かした湯の湯気を内部に引き込んで使われていました。サウナがある部屋はとてもシンプル。

名古屋城本丸御殿 湯殿書院

ほかの部屋が煌びやかなのに対して「湯殿書院」は飾り金具なども少なくシンプルであったため、印象に残る場所でもありました。

至る所に、細やかで美しい装飾が

天井と鴨居の間にある「欄間(らんま)」も、奥の部屋へ行くにつれて豪華に。

名古屋城本丸御殿 欄間の違い

外の光を採り入れたり、換気のほか、部屋の装飾の一つでもあるという欄間。

名古屋城本丸御殿 欄間の違い2

名古屋城本丸御殿 欄間の違い3

将軍のために造られた最も格が高い部屋「上洛殿」の欄間は、とにかく豪華です。

名古屋城本丸御殿 天井の違い3

名古屋城本丸御殿 欄間の違い5

さらに、ふすまの「引き手」や頭上の柱などに見る「釘隠し」なども、贅沢。

名古屋城本丸御殿 襖の引き手

名古屋城本丸御殿 釘隠し

金属を磨き込み、細かな文様を彫り、金を貼付ける…など、気の遠くなるような細工を施したこれらの飾り金具は、本丸御殿に約3000個!

名古屋城本丸御殿 飾り金具

もちろん、ひとつひとつ職人さんの手作業でつくられたものです。

格や用途によって異なる障壁画の数々(復元模写)

客人が通され、謁見を待つ「玄関」では武士の勇猛さを虎や豹で表現。背景を金箔で埋め尽くした、力強く豪華な絵が一面に広がり、“虎の間” とも呼ばれたそう。

名古屋城本丸御殿 玄関
現代の日本で使う「玄関」とはちょっと意味が違う

このほか、客を通す間にはキジやネコなどの動物が多く描かれています。

名古屋城本丸御殿 鳥の襖絵

藩主が身内など親しい者たちと対面・宴席を設けた部屋では、庶民の暮らしぶりなどを表した絵。

名古屋城本丸御殿 襖絵

上洛殿では豪華さの中にも落ち着きも感じる水墨画。春夏秋冬、それぞれの季節を表わした襖絵があります。

名古屋城本丸御殿 上洛殿の襖絵

名古屋城本丸御殿 上洛殿の襖絵2
障壁画を間近に観られる、一面金箔の「鷺之廊下」も。

400年もの時を経て、徳川家康の命により建てられた本丸御殿を完全復元。この歴史的見物がワンコインで見られるのはお得感あり。名古屋観光のオススメスポットです!

現在耐震強化対応のために閉館中の天守閣も、木造での復元を目指し工事が進められています。(2022年末竣工予定)

名古屋城 天守閣の画像

名称 名古屋城
住所 愛知県名古屋市中区本丸1-1
開園時間 9時~16時30分
休園日 12月29日~31日、元旦の4日間。催事などにより変更となる場合あり
入園料 大人500円、名古屋市内高齢者100円、中学生以下無料
問合せ 052-231-1700

※内容は執筆時のもの。営業や時間などを確認してからお出かけ下さい。

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