トンネルの先は光の別世界!竹あかり幻想の世界、福岡県八女市の竹灯籠に圧倒
火を灯したロウソクの明かりが竹灯籠(たけとうろう)の中から美しく揺れて、光の文字や絵を描き出す「竹あかり幻想の世界」が、福岡県で2018年2月17日~25日まで開催されました。
竹あかり幻想の世界は、福岡県八女市立花町の「谷川梅林」敷地内にあるワインセラー(トンネル)の中で毎年開催されるイベント。
この町は竹が豊富にあることから地元の有志が竹を切り、側面を彫って美しい竹灯籠の光のアートが楽しめます。
大小様々の竹灯籠があり、地元の消防団・消防本部・小学校のほかボランティアが力を合わせて手作り。そのクオリティが、素人レベルではないほど細やかで、大掛かりなものもありビックリ!
およそ3000本の竹と暗闇・竹からこぼれる光が作り出す世界
竹あかり幻想の世界 の舞台となるのは、「立花町ワインセラー・田崎廣助画伯記念ギャラリー」。
ここはもともと、戦時中に軍の格納庫として使用されるために掘られたトンネルでした。町がこれを改修して、特産物であるキウイワインのワインセラー(貯蔵庫)として利用。
通常は立ち入ることの出来ない場所ですが、1年に1度「夢たちばな観梅会」の期間のみ開放。その時に行われるのが「竹あかり幻想の世界」です。
いざ「幻想の世界」へ! 以下の動画は2018年に開催された「竹あかり幻想の世界」の様子。
「竹あかり幻想の世界」をスタートした当初は、切り出した竹を斜めにカットして中にロウソクをいれたシンプルな竹あかりイベントだったそうですが、
現在ではおよそ3000本の竹が使用され、その魅せ方やスケールも大きく変わりました。「竹あかり幻想の世界」の開催は今年で14回目を迎えています。
竹の中に色を塗るだけでもかなりカラフルになる!
竹に下書きを入れ、「ジグソー」や「ドリル」といった工具を使って、この美しいデザインを彫っていきます。かなり細かな絵柄や、
複数の竹で1つの作品を作る大掛かりなものも!
竹や梅など町の特徴を表わした絵柄が並び、竹の中に入れられた炎が揺らめくたびに絵がキラキラと輝きます。
小学校が手がけるものは、かわいらしい絵柄でホッコリ
一番大きなものは毎年、消防団・消防本部が担当しており、奥行のあるかなりの大作!
この年は、大きな龍が描かれているのが特徴的でした。
色んな地域で実施されている「竹あかりイベント」は通常、夜間に実施されることの多いですが、トンネルの暗さを生かして昼間に開催できる「竹あかり幻想の世界」。
2月の末、まだ寒さの残る時期だったので、膨大な数のロウソクが灯るトンネルの中はかなり暖かく感じられたのも嬉しい。
「夢たちばな観梅会」の開催時期と梅林の満開時期が異なったため、同時に楽しむことはできませんでしたが、ワインセラーの外ではワインの試飲や食べ歩きグルメ、加工品の販売も行われるなどで毎年にぎわいます。
会場は住宅街の奥にあるため駐車場が近くにありませんが、八女市役所立花庁舎からのシャトルバス(片道100円)の運行が毎年行われているのでこれを利用するとよさそうです。
名称 | 竹あかり 幻想の世界(夢たちばな観梅会 会場内) |
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住所 | 福岡県八女市立花町谷川1742(立花町ワインセラー・田崎廣助画伯記念ギャラリー) |
開催日 | 毎年2月末頃開催 |
問合せ | 0943-37-1055(立花町観光協会) |
備考 | ワインセラーは観梅会開催時以外は一般立ち入り不可 |
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