公開:2018年07月30日 伊藤 みさ/更新:2018.07.31

熊本 スイス(swiss)、洋酒ヒタヒタの「リキュールマロン」は懐かしの味

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熊本の有名な洋菓子店・喫茶店といえば、老舗「スイス(swiss)」。

熊本 スイス(swiss)、洋酒ヒタヒタの「リキュールマロン」は懐かしの味

スイスは熊本で最初の洋菓子店として1962年に誕生し、2018年現在では県内に10店舗以上(建替え中の店舗含む)を持つ人気店。

カフェスペースを持つ店舗とテイクアウト専門がありますが、今回はJR熊本駅の高架下商業施設「肥後よかモン市場」の中にあるテイクアウト専門の店舗へ。

熊本駅 よかモン市場内にある スイス(swiss)

ショーケースに揃えられた、キラキラと光るような美味しそうなケーキたち。チョコレートも1粒から買える。

熊本 洋菓子店 スイス(swiss)のショーケース

熊本 洋菓子店 スイス(swiss)のショーケース2

熊本 洋菓子店 スイス(swiss)のショーケース3

甘味好きな筆者がショーケースに張り付いて見定めていると、意外と目につかない包装だけど、やたらと数が揃えられている謎の商品が。

熊本 洋菓子店 スイス(swiss)リキュールマロン

これが、スイスの看板商品「リキュール・マロン」。緑のペーパーホイルに包まれたそれは、中身が見えない。見えぬと「中身がリキュールマロンだと知らない人」には売れないと思うのですが、それでも問題なく売れまくっているということでしょうか。

生地からジュワっと溢れる洋酒と懐かしバタークリーム

リキュールマロン目当てにスイスに行った筆者は無事ゲットしておうちで実食。

熊本 洋菓子店 スイス(swiss)リキュールマロン2

見た目は「しっとり生地でクリームを挟んだお菓子」という感じでしたが、食べてびっくり。噛むとジュワっとあふれるほどヒタヒタに洋酒のきいたシロップが生地に染み込ませてある。

熊本 洋菓子店 スイス(swiss)リキュールマロン3

サンドされたクリームは、洋菓子が一般的に食べられるようになった頃によく使用されていたという「バタークリーム」で、この中には熊本県産の渋皮栗を刻んで混ぜてあります。

シンプルだけど、インパクト大のリキュールマロン。けっこうボリュームがありますが、ふとした時にまた食べたくなる・クセになるケーキでした。洋酒のきいたケーキ「サバラン」の変形バージョンというとイメージしやすそうです。

熊本に帰省した人が懐かしくお土産として購入するということも多いよう。

また、個人的に気になったチョコレートもいただきましたがそれぞれ美味しく、これもお土産や差し入れによさそうです。

熊本 洋菓子店 スイス(swiss)チョコレート

熊本 洋菓子店 スイス(swiss)チョコレート2

ちなみに、このお店の袋を持って駅のベンチに座り、偶然居合わせた地元の方(ご年配の女性)と話していると「あ、スイスだね!」とニッコリ。幅広い世代に愛され続けるお店なのだと実感した一コマでした。

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