愛媛・柑橘の島で見た!奥深き「みかん」の種類と特徴
愛媛県や広島県など、瀬戸内海沿岸部で柑橘の生産が盛ん。瀬戸内の温暖な気候と太陽の恵みをいっぱい受けて、たくさんの柑橘がつくられています。
大長みかん(おおちょうみかん)、せとか、はるか、デコポン、八朔…などなど、筆者がすぐに思いつくのはこれくらいなんですが、
しまなみ海道サイクリングの休憩ポイントとして寄った「道の駅 多々羅しまなみ公園」で、ちょっと興味深いポスターを発見しました。
みかん(柑橘)の種類オールスターズ!ポンカン、甘夏など奥深き「みかん」の世界
見かけたのは、愛媛県が発行している「柑橘食べ頃カレンダー」と「柑橘旬別オールスターズ」のポスター。
Photo by 柑橘食べ頃カレンダー
お馴染みの温州みかん、ポンカン、甘夏、いよかんから、河内晩柑(かわちばんかん)、姫のつき、紅まどんな…と、珍しいものもたくさん。
その多くは、酸味と甘みのバランスなどを考えて掛け合わせて作られた品種。たとえば、清美(きよみ)は、みかんにオレンジを交配したもので、豊富な果汁とまろやかな果肉が特徴。
そして、その清美と「アンコールマーコット」をさらに交配させたものが高級贈答品として知られる「せとか」になる、といった感じです。
“みかん” と一口に言ってもたくさんの種類があり、それぞれの味わいは計算されて作られたものが多い。柑橘に限らずお米などの農作物は特にこういったものが多いですが改めて見るとその多さに驚きます。
Photo by 柑橘旬別オールスターズ
柑橘旬別オールスターズのポスターは 食べるときによく悩む、「中の皮は食べられるか?食べにくいか?」など、細かい部分まで解説されている!
また、商標登録の関係や生産地の違いで、同じ品種でも異なる呼び方があるようです。(例:デコポン=デコカン、でこたん、正式名称は不知火しらぬひ)
多々羅しまなみ公園の売店の方の話によると、愛媛でお馴染みの名前でも宮崎や熊本など他県では違う呼び名になっているため、それらの名前で指名買いしに来ると、戸惑うこともあるようです。
しかしそれほどに柑橘ファンは多く、好みの味を求めて取り寄せる人が多い。
ハウス栽培されることも多いため一年中楽しめますが、柑橘のシーズンは主に12月頃から5月・6月ごろ。お気に入りの一つを求めていろいろ食べ比べるのも楽しそうです。
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