砂風呂が有名な鹿児島・指宿で、世界で唯一の「天然 砂むし温泉」を体験！ | 時遊zine

砂風呂が有名な鹿児島・指宿で、世界で唯一の「天然 砂むし温泉」を体験！

世界的にも珍しいという、天然の砂蒸し場がある「砂むし会館 砂楽（さらく）」。
鹿児島県指宿市にある 砂楽（さらく）。目の前の海岸には温泉が湧いているため砂が温かく、これを利用した「砂むし温泉（砂風呂）」が楽しめます。

砂むし会館 砂楽には、2つの砂むし温泉があります。

• 波打ち際の砂むし温泉
• 全天候型砂むし温泉

パンフレットやホームページなどには、波打ち際の砂むし温泉の写真がよく使われていますが、実際には「全天候型砂むし温泉」が使われることがほとんどだそう。

波打ち際の砂むし温泉　©（公社）鹿児島県観光連盟

波打ち際で行うためには、営業時間内に干潮であることと、砂の状態が良くなければならないので、実施できるタイミングが少ないようです。

そのため、雨天や満潮時などでも関係なく楽しめる「全天候型砂むし温泉」が海岸に設置されており、こちらがメインで使用されています。

砂むしの他、砂楽には大浴場やサウナもあり

砂むし会館 砂楽（さらく）は、砂むし温泉に加えて館内には大浴場やサウナも完備されています。

館内2Fにある受付で、利用したい施設内容を選びます。

ちなみに、砂むし温泉だけ利用することも可能。砂むし温泉だけの利用の場合、砂を洗い流すシャワーが利用できる。

2020年2月時点の料金は、砂むし入浴料が大人1100円、大浴場のみは大人610円。砂むし利用時に着用する浴衣は別料金（200円で浴衣＋バスタオル貸出）となっています。

受付を済ませたら、1Fの脱衣室で浴衣に着替えて、脱衣室からそのまま外へ出て 砂むし温泉へと向かいます。

出口にはビーチサンダルが用意されているので、これを履いて砂浜へ向かい

「全天候型砂むし温泉」へ。

いざ、天然の「砂むし温泉」体験へ！

「全天候型砂むし温泉」といっても、波打ち際の砂むし温泉とそう変わりありません。防波堤の下の砂浜に、こんな感じで作られています。

密室ではなく“屋根付き”といった感じで、海岸も目の前に広がっており、波の音もダイレクトに聞こえてきます！

雰囲気もいい！

スタッフに案内された場所に仰向けになると、ホカホカの砂をシャベルですくいながら体にかけていきます。

この砂の温度は約50度～55度ほどあるそうで、砂浜の砂とは思えないほど想像以上にあったかい。

体の上にこんもりと土が盛られて準備完了。

「長時間やったほうがいいのでは…と勘違いして、我慢してなかなか出てこない人もおられますが、ぜったい無理しないで下さいね」とスタッフの方。

どのくらいの時間、温まるのがオススメですか？と聞いてみると「10～15分くらい？」との回答。意外に短い！と思いましたが、温浴時間は個人差もあるため、好みで長くしても大丈夫とのこと。

動画で見る、鹿児島・指宿の砂むし温泉 体験

以下の動画は、砂むし温泉体験の様子（早送り）。

体験してみた感想は、砂の中が想像以上に温かく、じわじわと全身から汗が噴き出してきます。しっかり汗をかいて砂むし温泉から出ると、体が軽くなったような感じ！

鹿児島大学医学部田中教授らの調査によると、砂むし温泉で体を温めると体の深い部分まで体温が上がるため、老廃物の排出や炎症性・発痛性物質を洗い出すなどデトックス効果があり

なんと普通の温泉で温まるよりも効果は3～4倍にもなると判明しているのだそう。すごい。

筆者は2月に体験したので、外気はひんやりしていたものの、砂むし温泉の体験後は体はぽっかぽか！波の音も聞こえてくるので目を閉じていても癒されるし、外気が冷たいのも気持ちいい。この季節の体験、おすすめです。

名称	砂むし会館 砂楽（さらく）
住所	鹿児島県指宿市湯の浜5丁目25番18号
駐車場	あり（無料）
料金	砂むし温泉 大人1100円、子供600円 / 大浴場 大人620円、子供310円（※掲載時のもの）
営業時間	8時30分～20時30分（21閉館）
休館日	なし。ただし7月と12月にはメンテナンス日あり
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