公開:2025年08月24日 Mika Itoh/更新:2025.08.25
投影じゃなく裏から映し出す「デジタル木材」の技術が、地味にスゴイ!大泉洋のCMでも注目
現在放送中のTOPPAN(旧・凸版印刷)のテレビCMでは、木の壁に大泉洋が映し出されて室内にいる成田凌と会話をする様子が描かれた
『すべてを突破する。TOPPPA!!!TOPPAN デジタル木材(空間演出)篇』が公開されています。

壁に投影された映像というのは見慣れた光景で、一見すると特別珍しいモノでもないような気がしますが、
CMに登場しているデジタル木材は、壁に投影されたものではなく、壁の裏側から映像を映し出しているんです。これが、地味にスゴイ。
裏から映し出しているので、映像の前に人が立っても、映像に影ができて消えるということがないのはもちろん、
壁面デザインに干渉せず映像を表示させることが出来るので、木目などの柄があっても光が透過し、壁面に綺麗な映像を映すことが出来るのだとか。
これ、実際に見てみると、ちょっと不思議なんです。
TOPPANのCM動画「デジタル木材(空間演出)篇」
以下は、TOPPANのCM動画 15秒バージョン。
以下は、同CMの30秒バージョン。
デジタル木材とは
デジタル木材は、TOPPANが凸版印刷で長年培ってきた印刷技術・テクノロジーを応用して、自由な空間演出を可能にしたもの。
周りの壁と同じ見た目で、その一部をディスプレイとして機能させることが可能なため、
文字や動画などいろんなコンテンツを、本来の美しさのまま壁面に表示させることができます。
筆者はたまたま、この技術に先日触れる機会があってビックリしていたので、CMを見た時「あ!あの技術だ!」とすぐ食いつきました。

これは、サッポロが生ビールの美味しさを体験してもらうため全国巡回している「黒ラベルワゴン」の会場で出会ったテーブルなのですが、
最初は上からテーブルの表面に投影されているのだろうと思っていました。しかし、上に設置されている投影機をキョロキョロとさがしてみるも、何もない。

ちょうど設営している方がいたため「これってどうなっているんですか?」と聞いてみたところ、テーブルの下から映し出す仕組みになっていることを知りました。
デジタル木材は、ダブルビュー®フィルムという特殊な化粧シートを用いてつくられているそうです。
下から映し出しているので、文字が自分の影に入ったり、お皿やグラスの下になっても消えません(真上にモノを置いたら当然 見えませんが(笑))。
板の下(裏)から映し出して、こんなに綺麗に表示させることが出来るなんて・・・すごく不思議!あまりにもナチュラルで、驚きました。
もうすでに、いろんな場面で使用されているのかも。投影されたものだと思って、気づかず目にしている事があるかもしれませんよ!
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