公開:2020年05月07日 伊藤 みさ/更新:2020.10.15

満月の「呼び名」は12通り!ブルームーンやストロベリームーンなど

夜空に光るまんまるなお月さまを見ると、その明るさや美しさに改めて気づかされますが

アメリカの先住民は季節を把握するため、毎月おとずれる満月(正確には約29.5日がサイクルと言われていますが)に名前を付けていたのだそう。

満月の呼び名は12通り、季節感じるニックネーム一覧

アメリカの暦本The Old Farmer's Almanacのウェブ版によると、それは「ニックネーム」のようなものだという。

“大雪の時期” “花がたくさん咲く” “トウモロコシ最盛期” など、その時期を象徴とする作物・植物・現象などをそれぞれの月に名付けていたようです。

部族により異なる場合もあるようですが、一覧として紹介されていたのは以下の通り。

1月~12月まで「満月」の呼び名と名前の理由

1月:FULL WOLF MOON(ウルフ)
この時期はオオカミの遠吠えがよく聞こえたことから。このほか、グリーティングムーンとも。

2月:FULL SNOW MOON(スノー)
大雪の時期であることから。

3月:FULL WORM MOON(ワーム)
温かい春の土壌のミミズや、様々な種類の幼虫を指す。これらが動き出す季節であることから。このほか、Wind Strong Moonとも。

4月:FULL PINK MOON(ピンク)
最初の春の野草のひとつ、ground phlox(シバザクラ)などを指す。

5月:FULL FLOWER MOON(フラワー)
花が豊富に咲く季節を表わす。Mother's Moonともよばれた

6月:FULL STRAWBERRY MOON(ストロベリー)
熟したイチゴの収穫時期であったことから。

7月:FULL BUCK MOON(バック)
雄ジカの枝角の成長時期。このほか、ラズベリームーン・サーモンムーンとも。

8月:FULL STURGEON MOON(スターチャン)
STURGEON=チョウザメ。この頃に最も多く獲れたという。

9月:FULL CORN MOON(コーン)
トウモロコシの収穫時期。または、ハーベストムーン(収穫)とも呼ばれ、遅い時間まで収穫ができるほど月の光が明るいということから。

10:FULL HUNTER MOON(ハンター)
動物たちが肥える時期。食糧を貯えるために狩りをすることから。

11月:FULL BEAVER MOON(ビーバー)
ビーバーが冬の準備を終え、ロッジ(小屋)と呼ばれるすみかに戻る頃。

12月:FULL COLD MOON(コールド)
冬の寒さが厳しくなり、夜が長く・暗くなる月であることから。

via.The Old Farmer's Almanac

異国で古く伝えられた月の呼び名ですが、日本でも「なるほど」と納得するところもあります。

珍しい「ブルームーン」、年間最大の満月「スーパームーン」

数年に1度、同じ暦月内に2度の満月が見られる事がありますが、2度目は「ブルームーン(BLUE MOON)」と呼ばれます。

ブルームーンは稀な現象のため、ブルームーンは「once in a blue moon」 = 「極めて稀なこと」「決してあり得ないこと」という意味で使われる言葉(慣用句)も。

そんな珍しくて神秘的な満月「ブルームーン」は、見ると幸せになれるという言い伝えもあると言われています。

スーパームーン 写真イメージ

また、近年注目されるようになった「スーパームーン(SUPER MOON)」は、月と地球の距離が一番近くなる時に通常よりも大きく・明るく見ることができる月のこと。

なんと、月の影響で海の満ち潮が数センチ高くなったりするのだそうですよ。満月には不思議なパワーがいっぱいです!

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