2017年元日、うるう秒挿入で「1秒長い日」
2017年1月1日、1年6か月ぶりとなる「うるう秒」の調整が行われます。
日本の標準時の維持・通報を実施している研究機関NICTが「うるう秒の挿入」を実施。2017年1月1日午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入。
NTT西日本およびNTT東日本は、時報サービス「117」でうるう秒を挿入時には、いつもとは異なるガイダンス(報じ方)をすると発表しています。
聞こえ方は加入電話(電話サービス)及びINSネット(総合デジタル通信サービス)から発信した場合と、ひかり電話(IP電話サービス)から発信した場合では以下のように違いが。
加入電話、INSネットから発信した場合は
ひかり電話から発信した場合は
午前8時59分58秒から予報音(ピッという音)を3回(58秒、59秒、60秒)鳴らし、時報音(ポーンという音)を午前9時00分00秒に1回鳴らす。
午前8時59分57秒から予報音(ピッという音)を3回(57秒、58秒、59秒)鳴らし、時報音(ポーンという音)を午前8時59分60秒と午前9時00分00秒の2回鳴らす
うるう秒の挿入(調整)は1972年7月1日に実施した第一回から、今回で27回目。
うるう秒、その1秒を「見る」ことができる唯一の施設へ!
「8時59分60秒」は一般の時計では見ることができませんが、なんと唯一、目に見える場所があります。それは「うるう秒の挿入」を実施する研究機関NICT。
この日、NICTでは東京都小金井市の本部の一部を開放。ここに設置されている「日本標準時大型表示装置」にて、その「1秒」長く表示される瞬間を見ることができるとのこと。
また、「なぜうるう秒の挿入が必要なのか?」「日本標準時はどのように作られ、配信されているのか?」を解説する説明会が、元日の8時40分~/9時10分~の2回実施される予定となっています(各回約10分)。
わたしたちの身近なものでありながら、実は知らない・奥の深い事が見聞きできるかも。
なお、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)には来場者向けの駐車場がないため、公共交通機関の利用が呼びかけられています。アクセスなど詳細はチラシより御確認ください。
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