七色に光る奇跡の岩・フライガイザー(Fly Geyser)を作り出したのは、温泉だった!
アメリカ・ネバダ州北部のブラックロック砂漠にある フライガイザー(Fly Geyser)。岩肌が七色に光り輝いています。
フライガイザーは人の手によってつくりだされたものではなく、温泉が作りだした芸術で、今もなお「少しずつ成長し続けている」というから驚きです。
Photo by Ky Plaskon / Fly Geyser
どういうことか?というと、1964年に地元の電力会社が発電所をつくろうとして地面を掘ったところ、温泉が出てきたが電力会社が求める「発電できるもの」ではなかったためそのまま放置していたのだそう。
すると吹き出し続ける温泉に含まれるミネラル(炭酸カルシウム)が空気に触れてかたまり、どんどんこれが積もって現在では3mほどの塔のような高さまで大きくなったのだそうです。吹き出しはじめてから50年。
その色にもびっくりですが、意外と早く大きくなることにもびっくり。
先日、奇跡体験アンビリバボーでも放送されていましたが、1年でおよそ7cm成長しつづけているという計算になるそうですよ!
フライガイザーは私有地の中にあった!動画など
フライガイザーの表面がなぜあのような色をしているかといえば、表面に映えている藻(緑)の存在と温泉に含まれる酸化鉄で岩が赤や黄色に変化しているため。自然がこんな色の岩を作り出せるのですね。
七色の岩と、吹き出す温泉...かなりインパクトがあるので、観光地としても人気がでそうですが、実はあまり知られていないんだとか。
その理由は、フライガイザーがある場所は企業の私有地のため、一般の人は立ち入ることができないから。
砂漠の中にあるオアシス的温泉というだけで珍しいのにこの色。この資源を生かして、土地の権利を持つ会社は何か壮大な計画でも練っているのでしょうか(温泉テーマパークとか)。
砂漠の温泉、昼は七色の岩をみながら・夜は星空をみながら...と、温泉好きな日本人としては夢が膨らんでしまいますが。
※当サイトの掲載内容は、執筆時点(公開日)または取材時点の情報に基づいています。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
あわせて読みたい
- 鍋とピンポン玉で「カップインチャレンジ」自粛を全力で楽しむ親子が可愛すぎる
- 癒しの「アロマおきあがりこぼし」素焼きアロマストーンで香り広がる
- 雲の中に飛行機の影と虹のリング「ブロッケン現象」珍しくて不思議な自然現象
- パパ最高!洗濯カゴで娘にジェットコースター気分を、ほのぼの親子がステキすぎ
- 「男~」と色っぽく歌う大型インコ・ヨウムが話題に
- レインボースティックが綺麗で見惚れちゃう!クルクル回すとシャボン玉や線香花火みたい
前の記事 / 次の記事
歌舞伎パックが凄い、染吾郎さん監修の本格派!アニマルバージョンも
東京おかしランド、東京ラーメンストリートなど東京駅一番街がアツい
関連タグ