公開:2010年03月31日 Mika Itoh/更新:2014.05.19
YOTARO 赤ちゃんロボット 動画。体温も感情も再現
YOTARO (ヨタロー)という、赤ちゃんロボットを筑波大学が開発、発表しました。
YOTARO は、赤ちゃんのようなプニプニした肌で顔を撫でてあげると笑ったり、足をばたつかせ、感情表現が出来るという 赤ちゃんロボット。
YOTARO はスキンシップを目的に作られたロボットで少子化問題を解消すべく、赤ちゃんとの触れ合いによって子育ての仕方も学べるらしい。...ホントか?(^^;
赤ちゃんロボット YOTARO の目の前でガラガラを振るとニッコリ笑顔でクスクス笑ったりかまい過ぎると、泣き出したり...
赤ちゃん の前に立っている人の動きをセンサーで読み取りYOTARO 赤ちゃんロボット がそれに反応するもので鼻水をたらしたり、くしゃみをしたり表現方法はいろいろ可能のようで技術は素晴らしい。
YOTARO の仕組みは、こう。
「子育ての喜びを知ってほしい」と誕生したロボット赤ちゃん
巨大な赤ちゃんの顔面が光る YOTARO は半透明になっていて赤ちゃんのプニプニ肌を再現するためにシリコンが使われています。
この顔面の中にはプロジェクターが埋め込まれていて中から発光する光を操り、人が顔に触れば皮膚の色が多少変化したりもする。
このプロジェクターは、パソコンに繋がっているのでセンサーの反応回数によって表情も変化。
ねぼけ眼に、ごきげんモード、ぐずって泣き出すモード、スヤスヤ居眠りモード など。そして何故か、目は青く光る...。
赤ちゃんをよく観察して作られたようで動きや機能も細かいですよね。
だけど、筑波大学の開発チームの言う、「少子高齢化が進むなか、若者たちに子育ての喜びを知ってほしい」という問題解決になるのか?...は個人的にはちょっと疑問かなぁ。
実際の赤ちゃん は、母親がノイローゼになるくらいワガママだったりきまぐれな一面もあるし実際に生むとなれば、親に掛かってくる責任は大きい。
赤ちゃんロボット と触れ合って単純に「可愛い」、「ちょっとお世話したくなる...」といった気持ちで出産する人が増えたとしても、実際に生まれた生身の赤ちゃんとのギャップに育児放棄や虐待...なんてのが待っていたんじゃ意味ないし。
でも、単純に「癒し」を目的とするなら必要と感じる人もいるのかも?
今回の発表に対して、フランスやアメリカでは疑問の声もあがっているみたい。人間の「母性」や「子孫繁栄」の感情を呼び覚ますのが目的なのにロボットでは違和感を感じる人が多いのでは?とのこと。
私も、母性などの感情を呼び覚ますなら犬などペットを飼ったほうがいいような気もするんですよね。
しかしながら、日本では色んなタイプのロボットが一般向けに普及しているし、そういった開発が今も次ぎ次に進められているのも事実。
ロボットと人の関係、さてどうなっていくんでしょう(^_^)
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