プロポーズを断られたら、婚約指輪ってどうなるの？ | 時遊zine

プロポーズを断られたら、婚約指輪ってどうなるの？

ドラマやCMを見ていると、男性が女性にプロポーズする際に婚約指輪を「パカッ」と差し出すシーンをよく見かけます。プロポーズの時の定番の流れになっていますが、

プロポーズしたけど、もし断られてしまったら…その指輪はいったいどうなっちゃうの？！

ドラマなどでは、プロポーズがほぼ成功例として描かれているため、プロポーズがダメだった時の指輪の行方について描かれているものを見たことがない。

しかしリアルな現場で、もし同じように断られてしまったら、男性側にとって指輪は高い買い物。かなり切実な問題になってしまうんじゃないか…と、要らぬ心配をしながら気になっていました。

プロポーズを失敗したら「バカヤロー！」指輪は海に投げ捨てる？！男性はどうしてるの？

プロポーズに失敗し、断られてしまった男性が「バカヤロー！」と叫びながら海や川に投げ込むシーンをよく見ますが、奮発して買った高い指輪を捨てるなんて…現実にはもったいなくて出来そうにない。

筆者はかつて仕事で、少しウエディング関係に関わっていたことがありました。

そのときに気になっていたこの質問をプランナーさんにぶつけてみたところ、よくあるパターンを教えてくれました。

プロポーズに失敗したら、指輪は現金化する

1つ目は、指輪を売って現金化するというもの。

裕福な方の中には稀に「縁起が悪すぎるから捨てる！」という方もいるようですが、ほとんどの男性は行き場を失った指輪とその支払い（ローンなど）を抱えて困るケースが多い。

しかも、婚約指輪は受注生産がほとんどで、購入した後にそのお店に返品したり買取りをお願いしたくても、基本的に受け付けてはくれません。

ならば、指輪を買い取ってくれる質屋などに持って行き、現金化するしかないのですが、これにも悲しい現実が待ち構えています。

指輪の買取価格は、購入時の10分の1という現実

質屋では、鑑定書付きの指輪であっても、元値（購入した指輪の値段）の10分の1程度の価格でしか、買い取ってくれないケースが多く

たとえば50万円で購入した指輪は、5万円程度でしか買い取ってくれないのです。

宝石の種類や大きさ・状態・カット・リングの素材・鑑定書の有無などによってはもっと叩かれることも少なくありません…。（※店舗によって価格には差があります）

手直しをして、再利用するケースも

もう1つの方法は、捨てずに持っておき、次に渡したい相手ができたときにサイズ調整の手直しやケースを新調をして再利用するパターン。

「ほかの人に渡そうとしていたものを、別の人にあげるなんて…」

心情的に、こう考えてしまう人には難しい選択ですが、別の人に渡そうと思っていたことを知らなければ（伝えなければ）、誰も不幸にならず

費用的にも最小限の負担で済みますし、指輪も無駄になりません。

モノに罪はありません。本当に大切な人に贈ることができれば、それが一番幸せなことだと素直に思える方にとっては、最良の策かもしれません。

婚約指輪は、プロポーズが成功してからでいい！

ドラマの影響やサプライズ好きな方などは、プロポーズするときには指輪を用意しなくちゃ…と考える男性もいるようですが、

最近ではプロポーズが成功した後に、2人で宝石店に行って一緒に選ぶというケースも多い。一緒に行けば、女性の好みに合わせて選ぶこともできます。

一か八か…で大金を使わなくても、大丈夫！婚約指輪は、プロポーズが成功してから用意しても全然遅くないと思いますよ！