九州新幹線 みずほ・さくら・つばめ…どう違う?
博多駅から鹿児島中央駅を結ぶ九州新幹線。全線開業以降は、福岡県より南(福岡・熊本・鹿児島)へのアクセスが俄然スムーズになりました。
九州では「みずほ」「さくら」「つばめ」という3つの新幹線が走っていますが、この3つの新幹線には謎があるのです。例えば以下のようなこと。
時刻表を確認して「さくら」のチケットをとる。乗車しようホームに向かうと、やってきた列車の車体には「つばめ」のマークが記されている…。
この新幹線に乗って大丈夫か?と、心配になってしまうのですが、ホームの電光掲示板にも間違いなく「さくら」の文字。乗って目的地まで行くと、到着時間も予定通り「さくら」のもので間違いありません。しかしなぜ、「さくら」のはずの車体に「つばめ」のマーク書いてあるのでしょうか?
みずほ・さくら・つばめ は、列車の名前ではなくサービス名だった
「みずほ」「さくら」「つばめ」は、運行内容によってその名前が変えられている。使用される列車(車種)の違いで名前が付けられているわけではなく、停車駅の数や目的地までの時間で区別されている「サービス名」。
中でも「さくら」と「つばめ」でよく使用される「800系新幹線」のボディにはつばめのマークが描かれているため、サービス名の「つばめ」と混乱しやすい…という事のようです。
これは九州新幹線に限らず、東海道山陽新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」も同様で、ざっくり例えるなら、
- 「みずほ」=「のぞみ」
- 「さくら」=「ひかり」
- 「つばめ」=「こだま」
といったイメージ。九州新幹線のサービス名と内容を整理すると、以下のようになります。
サービス名 | 運転区間・内容 | 使用列車 |
---|---|---|
みずほ | 新大阪~鹿児島中央(停車駅が少ない九州新幹線最速列車) | N700系新幹線 |
さくら | 新大阪~鹿児島中央/博多~鹿児島中央(新大阪~鹿児島中央を直通で結ぶが、九州でのみ走行する場合もある。通過駅があり、在来線で言うと「快速」のような感じ) | N700系、800系新幹線の時もある |
つばめ | 博多~鹿児島中央(九州新幹線鹿児島ルートの各駅列車) | 主に800系新幹線を使用 |
また新幹線まとめサイトによると九州内での自由席利用ならばみずほ・さくら・つばめはいずれも同じ料金で利用できますが、山陽新幹線区内(新大阪~博多)でのみずほの指定席は割増料金が設定されているとのこと。
3つのサービスで異なるのは停車駅と所要時間となります。
また、「800系新幹線」の中には金箔を贅沢に使ったインテリアなどこだわりの列車があったりするので、都合や希望にあわせて上手に、快適に利用したいですね。
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