公開:2016年11月10日 Mika Itoh/更新:2018.10.01
シーサーはライオン!沖縄の守り神・シーサーの由来と秘密
沖縄県の守り神として愛されている シーサー。お店や空港、橋や商店街の入り口、民家やホテルなど、沖縄ではあちこちいろんな場所で見かけます。
神社にある狛犬によく似ていますが、「獅子」を沖縄の方言で発音したのが「シーサー」で、起源はライオンと言われています(諸説あり)。
シーサーは、狛犬などと同じく建物の入口に置かれていることが多いのですが、狛犬よりも非常に身近で、各家庭の玄関付近や屋根の上にも設置されるなど、とっても愛されています。
シーサーにはどんな意味がある?
シーサーは、中国の文化を通して沖縄に入ってきたもの。
シーサーの意味は「家の守り神」。このほかにも、村やその地域に災難が起きないように、悪霊を追い払う「魔除け」の意味があります。
また「福を呼び込む縁起物」としてシーサーを置く習慣もあると言われています。
シーサーのオスとメスの見分け方
シーサーが置かれている場所は、たいてい2頭1対。左側に口を閉じたシーサーがいて、右側には口を大きく開けたシーサーが置かれています。
こんな可愛らしいシーサーも
シーサーにはオスとメスがあり、口を開いているほうがオス。口を閉じているほうがメス。左右の位置も決まっているようです。
沖縄のおばあによると、「大きく開けた口から福を招き入れ、口を閉じているシーサーは福を逃がさないようにしている」のだそうですよ。
沖縄のお土産コーナーでは必ず見かけるシーサーですが、購入するときは是非、二頭一対で♪
ちなみに、お土産で買う小さなシーサーはお部屋に飾ることが多いと思いますが、沖縄の人たちはシーサーを室内に置くことは無いんだそう。
シーサーは魔除けなので、目立たないところにおいても意味がない。そのため、屋根の上や家の入口などに置かれているんだそうですよ。
名護市役所はシーサーだらけ!庁舎に全種類ちがうシーサーがズラリ並ぶ風景
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