香川・銭形砂絵「寛永通宝」を見たら、お金に苦労しない?
香川でうどんを食べてお腹が満たされた後は、腹ごなしのドライブを兼ねて行ってみてほしい珍スポットがある。それが、香川県観音寺市「琴弾公園」内にある銭形砂絵「寛永通宝」。
日本の夕日百選にも選ばれているという有明浜。松の木が生い茂る一角にぽっかりと丸く開いた空間があり、どデカい砂絵が現れます!
とても珍しいこの銭形砂絵を見た者は、健康で長生きが出来、お金に不自由しないと伝えられているんだそうです。これは見に行かねば…!意気揚々と筆者は現場へ向かいました。
車で行ける展望台からの風景がなんとも個性的!
「琴弾公園」の銭形砂絵を求めてやってくると、海辺の穏やかな雰囲気の中、白い砂浜に生い茂る松の木。
この奥にそれはありました。東西122m、南北90m、周囲345mもあるという巨大な砂絵は、確かに「寛永通宝(寛永13年よりつくられた江戸時代の代表的銭貨)」と描かれているのがなんとなく分かる。
しかし砂絵のエリアにはロープが張ってあり、中には入れないようになっている。
「規模が大きくてすごいんだけど…全景が見たいんだよね。」間近からは、規模は確認できるものの、寛永通宝なのかよくわからない。全体を見られる場所を探していると、公園内のマップに、「展望台」の文字を発見!
順路通りにクネクネ道を車で上がっていくと、ほんの10分ほどで頂上に到着。(道幅が狭いため道路は一方通行、大型車の通行は不可)
今度こそ、寛永通宝の全景が見られるはず!
「銭形平次」ロケ地にもなったという銭形砂絵
展望台から見える銭形砂絵がこちら。
砂浜の松林に囲まれた砂絵には、はっきりと「寛永通宝」と描かれています!また、ここからの景色は和の趣が漂っていてイイ。
とっても見事!周りが緑なだけに、白い砂がクッキリと見えて写真映えする。海外の方にも、なんだか喜ばれそうな景色です。
しかし、なぜこのようなものが作られたのかというと、その昔、この地を訪れたお偉いさんを歓迎・おもてなしするため。
現地の案内板には以下のように記されていました。
寛永10年(1633年)に藩主生駒高俊公が領内巡視の際、地元の領民たちが藩主歓迎のため、有明浜に銭形の砂絵「寛永通宝」を一夜のうちにつくりあげたと伝えられています。
夜にはライトアップもされており(22時まで)、この銭形を見た人は健康で長生きできてお金に不自由しなくなるといわれています。
山頂から見たときにきれいな円形に見えるように、東西122m、南北90m、周囲345mの縦長の楕円形になっています。 砂の芸術として保存されており、毎年、春と秋に形をきれいに整える砂ざらえがボランティアによりおこなわれています。
夕日がきれいな場所としても知られているので、夕焼けを狙って訪れるのもよさそう。夜間は緑色のライトで照らされ、その様子は昼とはまた違った趣に。
ちなみにこの銭形砂絵、時代劇ドラマ「銭形平治」のタイトルバックにも使用。また、香川県観音寺市内の宝くじ売り場からは高額当選者が出たこともあったようで、“お金に苦労しない”と伝えられているようです。
展望台横には数台ほどの無料駐車場がありますが、下の駐車場からは徒歩でも歩いてのぼれる距離。時間のある方は、展望台までお散歩してみては。
名称 | 銭形砂絵「寛永通宝」 |
---|---|
場所 | 香川県観音寺市有明町 琴弾公園内(地図) |
時間 | なし |
電話 | 0875-23-3933(観音寺市商工観光課) |
駐車場 | 無料あり |
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