海岸に自然が作った不思議な模様「鵜戸千畳敷奇岩」の風景
鵜戸神宮(宮崎県日南市)に向かう海岸線を走っていると、見えてきた不思議な風景。海辺にあるアレはなんだ?
カキ養殖で使われる抑制棚(よくせいだな)のようにも見えるこの風景、近づいてみると、なんと岩場が規則的な模様になっているじゃないですか。
波状岩が広がるこの場所は、鵜戸千畳敷奇岩(うとせんじょうじききがん)というところ。
鵜戸千畳敷奇岩は、鵜戸神宮そばの海岸沿いにあり
波の形がそのまま記憶されたような不思議な形の波状岩「鵜戸千畳敷奇岩」は、自然がつくりだした模様なのだそうで、みやざき観光コンベンション協会によると、
中新世後期(約700万年前位)に海中で出来た水成岩(固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層)が隆起し、長い間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになった
とのこと。干潮時にみると、以下のような感じ。
こんなに規則的に並んだ筋のある岩場が、自然によって作り出されているなんて、とても不思議です。
宮崎の波状岩でいちばん有名なのは「鬼の洗濯岩」
ちなみに、鵜戸千畳敷奇岩に限らず、宮崎県南部ではあちこちで波状岩を目にすることができるそうなんですが、その中でも一番有名なのは、青島神社の「鬼の洗濯岩」。
「鬼の洗濯岩」と呼ばれている青島神社周辺の波状岩は、なんと8kmに渡ってみることが出来るのだとか。
「鵜戸千畳敷奇岩」は細い車道沿いにあり、なかなか立ち止まって見るのが難しいのですが「鬼の洗濯岩」は干潮時なら間近で見ることが出来ます。
国の天然記念物にも指定されていているスポットなので、こちらも是非チェックしてみてください。
その他にも、鵜戸崎には奇岩がいっぱい
鵜戸神宮のまわりは、自然が作りだしたいろんな形の奇岩がたくさんあります。本殿そばにはこんな迫力の風景があったり、
灯篭の土台部分の岩場も、ちょっと独特な雰囲気があります。
また、海にせり出すように伸びている広い岩場もあり、小さく人の姿も見えます。
どうやら、釣りスポットとしても人気があるようです。
鵜戸神宮がすごく雰囲気のいい神社なので、そちらに目を奪われてしまいがちなのですが、周りの景色もなかなかです!時間があれば、下りられる岩場のそばまで行ってみると面白いかもしれません。
名称 | 鵜戸千畳敷奇岩(うとせんじょうじききがん) |
---|---|
場所 | 宮崎県日南市鵜戸 (地図参照) |
近隣 | 宮崎のパワースポット「鵜戸神宮」 |
関連 | 宮崎県のグルメ&おでかけスポット |
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