公開:2016年08月16日 伊藤 みさ/更新:2016.08.16
8月16日は女子大生の日!どんな意味があるの?
1年365日、それぞれの日になにかと記念日が制定されていて面白いですが、8月16日の今日は「女子大生の日」。
SNSでも、男子たちが “女子大生” という響きにソワソワ。
本日女子大生の日らしいので意味もなくウキウキしてます
— t_yuuki@mix依頼受付中 (@t_yuuki_m) 2016年8月15日
さっき車運転してたらカーナビが『今日は8月16日火曜日。女子大生の日です。』って喋って『女子大生の日!?』ってなってたら事故りかけた
— ホロホロ鳥@8/27音宴大阪 (@horohoro1112) 2016年8月15日
しかし、女子大生の日ってどういう意味でつけられたのでしょうか?
昔は女子大生がいなかった?!大学は「男性」のモノだった
「女子大生の日」のキッカケとなったのは、1913年8月16日。東北帝国大学(現在の東北大学)が女子受験生3名(黒田チカ、牧田らく、丹下ウメ)の合格を発表したことで、日本初の女子大生が誕生した。
これが女子大生の日の由来だという。
今となっては女性の大学進学は普通の事ですが、東北大学が誕生した明治末頃の日本にとっての「大学」は、旧制高校を卒業した男子学生のための学校。
そのため、女性が入学することは考えられていなかったよう。
ところが1913年、創立間もない東北帝国大学(東北大学)が独自の判断で女性4名の受験を認め、その後、3名が合格したことを発表しました。当時は女性が大学受験を受けることすら異例の事だった為、文部省から事情説明を求める書簡が大学に送られるほど。
その後3名の女性は無事大学を卒業し、「初の女子大生」から「女性初の学士」へ。
その後の歩みはそれぞれだったようですが、3名のうちの1人・黒田チカさんは、現在のお茶の水女子大学の教員 → オックスフォード大学などへの留学 → 研究で業績を挙げ、国内で2番目の女性理学博士となりました。
現在もその名は東北大学に残り、優れた業績を挙げた大学院生に「黒田チカ賞」が与えられるそうですよ!
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