なぜ?緑茶をポットに入れたら茶色く変色する理由
香りがよくて飲むとホッとするお茶。最近、温かい緑茶を飲むことが多いのですが、筆者はデスクワークのため、出来れば何度も立たずに温かいお茶が飲みたい時にすぐ飲めるようにと、多めにお茶をつくり、保温ポット(魔法瓶)に入れているのですが、
最初の1杯目は綺麗なグリーン色だった緑茶が、2杯目、3杯目と進むにつれてオレンジ色に近い茶色に変色しているではないですか。
おい、どうしちまったんだよ…
緑茶のつもりが、ほうじ茶をいれていたのか……?それとも、ポットの中に何かお茶に反応する物質が入っていたのだろうか…?
最近は、ミニポットや水筒・ステンレスボトルなどで飲み物を持ち歩く人も多くなっているため、同様の経験をした方もいるかもしれません。筆者も初めてこれを見たときはかなりビックリしたのですが、
緑色だった緑茶が、紅茶やほうじ茶のような赤茶けた色に変色する理由は、ポットや水筒の「保温力」にありました。
緑茶がステンレスボトル等で変色するのは、熱で酸化するため
温かい緑茶をステンレスボトルなどにいれておくと茶色く変色してしまう理由は、熱による酸化。緑茶に含まれる成分・タンニンが高温になると、酸化して変色する。カットした生野菜の断面部分が赤くなっていくのと同じことで、自然の原理なんですね。
急須の中に茶葉を入れてお茶を出した後、その葉を急須に残したままにしておくと、急須の中で蒸された茶葉が茶色く変色するのと同じ現象。
変色したからといって、その日のうちに飲み切るなら特に心配することはありませんが、
日をまたぐと緑茶の栄養分にカビや細菌が繁殖するので、お茶も茶葉もその日のうちに取り換えて。「宵越しのお茶は飲むな」と言われるのは、こういった事が理由にあるようです。
ペットボトルの緑茶は、なぜ変色しないの?
魔法瓶などを製造するメーカー「タイガー」のHPによると、市販のペットボトルのお茶が変色しないのは、変色を防ぐために酸化防止剤としてビタミンCが配合されているため。
変色がどうしても気になる!という方は、持ち歩くお茶を「冷たい緑茶」にすれば問題なし!また、どうしても温かいお茶がいい!という場合は、変色しない「ほうじ茶」などがオススメですよ。
※当サイトの掲載内容は、執筆時点(公開日)または取材時点の情報に基づいています。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
あわせて読みたい
- 黄砂で汚れた車、洗車はこすらないで!洗車機で傷だらけになる可能性、洗うときに気を付けたいポイント
- 飛散量が多いと見える「花粉光環」太陽の周りに虹色リング
- ホリデーシーズンのスタバカップを、リメイク再利用!可愛いくて捨てるのモッタイナイ
- ファスナー(チャック)の引手が取れた…壊れても大丈夫!簡単に取り換えて復活させよう
- トートバッグやハンドバッグを肩掛けに!ショルダーバッグとして使えるアタッチメントの後付け方法
- バッグに金具の足(底鋲)を取り付ける!床に置きたくないカバンの汚れを防ぐ方法
前の記事 / 次の記事
1年で数日だけの特別な景色!美しすぎる「御船山楽園」の雄大な絶景
九州屈指の藤の花!黒木大藤の見事な花と香りに包まれる、素盞嗚神社
関連タグ