公開:2015年05月28日 伊藤 みさ/更新:2018.04.30
甘酒が目の下のクマを消す!?米麹と酒粕が髪ツヤや美肌に効果!
森永製菓が「酒粕と米麹」を使用した甘酒を飲むことで 女性の目の下のクマを改善する事ができた、との研究結果を発表しました。
研究では40~60代の “便秘ぎみで肌荒れが気になる健常者” 女性17人を対象として、米麹と酒粕が入った甘酒と それらが入っていない 甘酒風味の飲料を「プラセボ」として使用し実験。
プラセボとは、偽薬と言われ有効成分を含まず形状や味などを似せてつくったもののこと。
一般的には薬に似せてつくられたもの事を指し、“くすり(に似たもの)を飲んだという安心感が身体にひそむ自然治癒力を引き出す” ことを目的にしており、こういった事から症状が緩和する事を「プラセボ効果」という。
甘酒と甘酒風味の飲み物を1日2回・朝晩飲み続け、それぞれ身体に起きた変化を肌の測定と被験者の主観評価で試験。すると、肌にはクマだけでなく、いろいろな変化や結果が現れたのだそうです。
酒粕と米麹がもたらす美肌効果が明らかに
森永製菓と東京工科大学が行ったこの研究で、飲用前後に目の下のクマの明るさを測定したところ「酒粕と米麹を使用した甘酒」を飲み続けることで、甘酒風味の飲み物では得られなかった目の下のクマの改善(明るくなった)が見られたそう。
また、甘酒風味の飲み物と比べて、「酒粕と米麹を使用した甘酒」を継続して飲むことで「髪のツヤが出てきた」「朝の目覚めがよくなった」という結果も。
さらに 「酒粕と米麹を使用した甘酒」を飲んだ後には皮膚の表面温度にも上昇が見られ、老廃物排泄促進などがクマの改善に関与した可能性が示されたと発表されています。
クマだけでなく、美肌や髪の毛にまでも米麹や酒粕がいい事が明らかになりました。
この研究の他にも「甘酒が暑さのストレスの回復を早める」という研究結果がリリースされるなど、甘酒パワーに注目が集まっています。
甘酒の原型はお米と米麹を使って作られたもので、甘いものが貴重だった時代にはスイーツとして楽しまれたり、夏バテ帽子ドリンクとしても愛されていたそう。
昔から“飲む点滴” と言われて親しまれた甘酒は、理にかなった飲み物だったようです。
最近では酒粕を溶かしたものに砂糖を加えて、煮て作る簡易バージョンが一般的な甘酒とされていますが、美容や健康にはやはり“麹菌” の働きが重要のようです。
森永の研究結果のような「酒粕と米麹」を使った甘酒はなかなかないよう。
森永の甘酒はそのどちらも含んでいるため、今回の発表は自社製品の有用性を実証した研究結果だったよう。手作りは保存があまり聞かず手がかかりますが、効果を考えるとぜひ試してみたい。おうちで作る時の参考にされてみては。
夏に効く!おいしい甘酒レシピ、酒粕がニガテな人も「おかわり!」
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