公開:2019年06月24日 Mika Itoh/更新:2019.07.05

セントーサエクスプレスは、シンガポールのエンタメ島「セントーサ島」に渡るモノレール

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シンガポールを走るモノレール「セントーサ・エクスプレス」。シンガポールの南にあるセントーサ島と、シンガポール本土を繋ぐ公共交通機関です。

セントーサエクスプレスは、シンガポールのエンタメ島「セントーサ島」に渡るモノレール

セントーサ島は、シンガポールの観光パンフレットに必ず載っている人気の観光地ですが、面積は4.71k㎡しかない小さな島。

日本の島と比べると、鹿児島県の与論島とほぼ同じくらいの大きさで、日本三景の宮島と比べると4分の1ほどの小さな島です。

そんな小さな「セントーサ島」は、島がまるごとエンタメ島! ユニバーサル・スタジオや、マーライオンタワー、水族館やカジノ、ビーチなどレジャー施設がたくさん。

セントーサエクスプレス 車内の様子
セントーサエクスプレス 車内の様子

そのため、セントーサ・エクスプレスは多くの観光客が利用する、島への大切な “足” となっています。

セントーサエクスプレスの出発地点は、ショッピングセンター「ビボシティ」の中

セントーサエクスプレスの出発地点は、本土側にある大型ショッピングセンター「Vivo City(ビボシティ)」。ここの3階が、Sentosa Station(セントーサ駅)になっています。

セントーサエクスプレスの「セントーサ駅」は、ビボシティ3Fに
セントーサ駅の改札口

3Fには改札口そばに切符売り場があるほか、広い3Fフロアの中央あたりにも、券売機が置かれています。

セントーサ駅に、ポツンと券売機
ポツンと券売機

このビボシティの地下2階にはMRTの駅(Harbour Front:ハーバーフロント駅)もあるので、MRTからセントーサエクスプレスへの乗換えもラクチンです。

MRTの改札そばの券売所では、セントーサエクスプレスの乗車券を購入することも出来るため、MRTからセントーサエクスプレスに乗り換えてセントーサ島に向かう人は、ほとんどが地下の券売所を利用しています。

セントーサエクスプレスは、EZ-Linkが使えるのだ

チケットをMRTの改札そばにある切符売場で購入する人が多いため、時間帯によっては両方(MRTとセントーサエクスプレス)の利用者が切符売場に並んで大行列になることも。ここで、かなり待たされる人も多いようですが、

セントーサエクスプレスは、MRTで使うEZ-Link Card(イージーリンクカード)が使えるんです!

旅行上手な方は使っているイージーリンクカードですが、これがセントーサエクスプレスでも使える事を知らない人は、意外といるはず(筆者も知りませんでした!)。

イージーリンクカードを持っているなら、切符売場で並ぶ必要なし!なので、そのままセントーサエクスプレスの改札に向かいましょう!

余談ですが、ビボシティには日本の「ダイソー」が “2ドルショップ” として入っています。忘れ物をした時の立寄りスポットとして最適で、ここにダイソーがあることを頭に入れておくと結構、便利ですよ。

動画で見る、セントーサエクスプレス

以下の動画は、セントーサエクスプレスが走行している様子。


セントーサエクスプレスのチケット(切符)は、1日乗り放題

モノレール「セントーサエクスプレス」の運賃は$4。この中には、入島税が含まれています。カード式チケットになっていて、このチケットで1日何度でも乗り下り自由となっています。

ビボシティ3Fの「セントーサ駅」から乗車すると、すぐに海を超えて橋を渡るため、モノレールからの眺めも楽しめますよ。

ちなみに、モノレール内ではフリーWifiが飛んでいます。シンガポールの駅や空港などで提供されている無料Wifi「Wireless@SG」が、セントーサエクスプレスでも利用可能です。

シンガポール セントーサ島の入口
セントーサ島の入口 / 写真は車道からの眺め。右に見えるのがモノレールの線路

以下はインビア駅(Imbiah)ですが、この駅に限らずセントーサ島内にある各駅の自動改札にはすべて、カバーが被せてありました。

セントーサ島 駅の自動改札にはカバーが。券売所もなし

これは、セントーサエクスプレスの乗車券が「乗り放題チケット」で、改札が不要になったため。

セントーサ島は、島に立ち入る時には必ず入島税を含んだこのチケットの購入が必要のため、チケットが購入できる場所はセントーサ駅のみなのだとか。その為、島内の駅には改札や券売所がありません。

しかし、立派な自動改札がもともと設置されていたということは、開業当時は「乗り放題」ではなかったのかもしれませんね。

乗車券と各施設&アトラクションがセットになった、FUN PASS(ファンパス)

ビボシティ3Fの券売機では「FUN PASS(ファンパス)」という、乗車券と各レジャー施設への入場券やアトラクション料金がセットになったお得なパスも販売されていました。

セントーサ島、お得な FUN PASS(ファンパス)

  • PLAY 3(大人48$、子供43ドル)
  • PLAY 5(大人65ドル、子供55ドル)
  • PLAY MAX(大人115ドル、子供95ドル)
  • 2-DAY FUN PASS(大人175ドル、子供145ドル)

これら4種類のパスがあるようです。

行きたい場所で過ごす滞在時間なども計算しつつ、どれを購入すればお得か考えながら自分にあったパスを利用すれば、お得にセントーサ島を遊び尽くすことが出来そうです。

セントーサエクスプレスの駅は、4駅だけ!

セントーサエクスプレスが利用できる駅は、以下の4か所あります。

  1. セントーサ(Sentosa)駅
  2. ウォーターフロント(Waterfront)駅 
  3. インビア(Imbiah)駅
  4. ビーチ(Beach)駅

一番距離が長いのは「セントーサ」から「ウォーターフロント」の区間ですが、時間にすると3分程度。それ以降の区間の所要時間はいずれも1分ほどで、終点のビーチ駅まで行っても、片道約8分。なんと、10分もかかりません。

セントーサエクスプレスで、セントーサ島へ

1区間なら歩いても移動できる距離ですが、1年を通して高温多湿なシンガポールは、天候が崩れやすく急なスコールに見舞われる事も。そのため、短い距離の移動でもセントーサエクスプレスがあって「助かった!」と思うことは少なくなさそう。

真っ赤なセントーサエクスプレス

ちなみに、セントーサエクスプレスはセントーサ島の南北を縦断するルートになっていて、東西には走っていません。

セントーサ島では、自然の形状を生かしたアクティビティなども多く楽しめるのですが、セントーサエクスプレスだけではそれらの場所には行けないため、島内を走る無料の「ビーチトラム」や「シャトルバス」を併用してください。

セントーサエクスプレス、帰りは激混み?!移動する時間にご注意を

ちなみに、セントーサ島の各施設の閉館時間はあらかじめチェックしておくのがおすすめ。というのも、多くの施設の閉館時間にあわせて観光客もドッと駅へと向かうため、

帰りのセントーサエクスプレス駅は、大混雑に。そもそも、セントーサエクスプレスのモノレールは2両編成と小さいため、1度に乗り込める人数も少ないのです。

セントーサエクスプレス、帰りは大行列の渋滞に
ハマったら最後…もう待つしかない

そのため、混雑時はなかなかモノレールに乗ることが出来ないどころか、ホームまでも遠く、長い行列が続く……という時間帯も。

遊び疲れた後に、行列に並ぶのはしんどいもの。あらかじめ、混みそうな時間帯を外してプランを組んでおくと、スムーズに観光を楽しめますよ!

シンガポール特集 グルメ&観光

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