ペンディングトレインの砂漠ロケ地は、東京都！大島「裏砂漠」は、日本らしからぬ風景 | 時遊zine

ペンディングトレインの砂漠ロケ地は、東京都！大島「裏砂漠」は、日本らしからぬ風景

今期のTBS金曜ドラマ『ペンディングトレイン』も、いよいよ折り返しの第6話。物語も急展開し、内容もなかなかディープになってきました。

自分たちが生きてきた世界と切り離された世界に放り込まれたストーリー展開や世界観などは、世界で大ヒットしたアメリカのドラマ「LOST」を彷彿とさせるものがあります。

ドラマ『ペンディングトレイン』に登場した砂漠

ペンディングトレイン あらすじ

ドラマ『ペンディングトレイン』では、都心へ向かう電車が閃光をキッカケにトンネル事故を起こし、車両のうち5号車と6号車の2車両だけが突然 荒れ果てた未来へとワープしてしまいます。

ペンディングトレイン / ©TBS

電気も水も食糧も何もない極限の世界で、たまたま乗り合わせた乗員乗客68名が様々な問題に直面しながら生き抜いていくというストーリーで、

タイトルにある「ペンディング」は、英語で「宙ぶらりんの」「保留の」などの意味をもつ言葉。

切り離された世界に放り込まれ宙ぶらりんになってしまった彼らが、どうやったら元の世界にもどれるのか…？など今後の展開も気になりますが、

ジャングル（樹海）や砂漠化した世界など、ドラマの舞台となっているロケ地も気になります。

ペンディングトレインに登場する砂漠は、伊豆大島の裏砂漠

トンネルの先に広がっていた砂漠のダイナミックな風景は、日本にはないような異世界でしたが、ロケ地になったのは伊豆大島の裏砂漠（東京都大島町泉津原野）。

なんと、東京都内なのです！

伊豆大島は、静岡の伊豆半島（下田市）から東に約38km（直線距離で計測）のところに浮かぶ離島で、伊豆諸島最大の島となっています。

裏砂漠は、ドラマ・CM・MVなど様々な作品のロケ地に

裏砂漠は、伊豆大島にそびえる三原山の麓にあります。

黒い火山岩で覆われ、その先に広がる海は周囲に遮るものがなく壮大な眺め。日本とは思えないようなその景色は、独特の雰囲気を持っているため

ドラマ「ペンディングトレイン」のほかにも「漂流教室」や、森山直太朗・GReeeeNのミュージックビデオ、

小栗旬・青木崇高が出演したCMなど、様々な作品のロケ地として使われています。

裏砂漠は、日本で唯一の砂漠！

伊豆大島の裏砂漠は、日本で唯一の砂漠。

日本には「鳥取砂丘」や「新潟砂丘」、「南遠大砂丘」など “砂丘” の名が付いた場所は幾つかありますが、

写真は鳥取砂丘

国土地理院（測量法を所管する国家行政機関）が作成した地図で『砂漠』と表記されている場所は、日本でただ1つ、伊豆大島の「裏砂漠」だけなのだとか。

白っぽい砂で覆われている「砂丘」とは風景も違い、裏砂漠は噴出したスコリアという火山噴出物で出来た黒い世界（砂漠）となっています。

伊豆大島「裏砂漠」への行き方

ロケ地となった裏砂漠は、日本らしからぬその景観が注目を集めており、観光スポットとしても人気があるのだそう。

離島のため、アクセスはジェット船（高速船）や大型客船となり、東京湾にある竹芝客船ターミナルから乗船できます。ジェット船は週末のみ横浜大桟橋も経由するため、週末なら横浜からも乗船可能。

竹芝客船ターミナルからの片道の所要時間は、ジェット船の場合で1時間45分となっています。