公開:2020年06月16日 Mika Itoh/更新:2020.06.16
緊張したときの汗は臭い?!気を付けたい「ストレス臭」とは
仕事や学校など、大勢の前で話をしないといけない場面など、いつもとは違う環境で緊張すると、ドッと汗をかきます。
そんな時にかく汗は、いつもの汗より匂いがキツイので要注意!
筆者も、つい先日そんな場面に出くわしました。
緊張していて気が張っている時は分からなかったのですが、緊張がほどけ1人になったときに「ん?なんか汗クサイ」と気づきました。しかし、いつもの汗の匂いじゃない。
いつもより、断然クサイではないですか。涼しい場所だったのに、気づけば脇汗びっちょり。これは「精神性発汗」というタイプの汗。
汗には3種類ある
汗には、以下の3種類があると言われています。
- 温熱性発汗 … 暑い時、運動した時などに出る汗
- 精神性発汗 … 緊張したり、驚いた時に出る汗
- 味覚性発汗 … 辛い物を食べた時に出る汗
このうち「精神性発汗」は、一気にドッと出て匂いやすいのが特徴。最近、CMなどでも耳にする「ストレス臭」というのが、このタイプの臭い。
制汗スプレーを販売する花王のホームページによると、緊張やストレスなどでかく精神性発汗は、短時間に局所的(脇・手のひら・足の裏など)に発汗するのが特徴。
暑さから体を冷やすために出てくる「温熱性発汗」の場合、汗の99%が水であるためニオイはほとんどしないが、 緊張などによる「精神性発汗」の場合、タンパク質やミネラルなどを含んだ脂質が混ざるため、ニオイが強くなるのだという。特に、精神性発汗は臭いの出やすい脇や足裏などに局所的に汗をかくため、余計臭いを感じやすいのだとか。
ストレス臭を発生させる「精神性発汗」の予防は、入浴!
花王の公式サイトによると、汗はもともと「無臭」なのだとか!99%が水分で、それ以外の成分は塩分がほとんど。それなのに、どうして不快な匂いが出てしまうのでしょうか?
汗を出す汗腺には濾過機能が付いているのですが、汗をかく機会が少ない(または汗の量が多い)と、この濾過機能の働きが悪くなってしまうため「悪い汗」が出てしまう。
緊張などからくる「精神性発汗」の場合、汗をかかないようにすることは難しいため、普段から適度に汗をかいて「良い汗」をかけるよう汗腺を鍛えるのがオススメ。
その一番簡単な方法は、お風呂で湯船につかる事。
運動をしてほどよい汗をかく、というのもOKですが、一番簡単なのは入浴で汗をかくこと。夏場でもシャワーで済ませず、体の芯まで温まる入浴がおすすめです。
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